覚醒剤や大麻、その他の違法薬物をテーマにしたサイトには、その違法薬物の使用を助長するものではありません的な注意書きが表示されていたりしますよね⁈
もちろんこのモモのブログも薬物使用を助長するものではないですよ😌
ブログを立ち上げた時の最初の記事にも書いていますが、一番は自分自身のため。
そして同じ状況にいる人たちと繋がるため
🪢
薬物とは縁がなかったけど…
今はとても薬物に興味ある〜ぅ!って人に、
モモの体験を通しての薬物のメリット、デメリット情報を伝え、薬物依存症が病気だということを一人でも多くの人に知ってほしいからです…。基本的には言いっぱなし!
「覚醒剤取締法」も何度か改正されているようで、以前は「覚せい剤取締法」でした。
何が改正されてきたかは、また別な記事で書きたいと思ってますが、ずっと厳罰指向は変わっていません。モモはこの法律こそが、薬物依存症者とその家族を苦しめている要因だと思っています。
今の日本では、違法薬物を使用した場合、厳罰で対応するのが当たり前だと考える人が大半ですが、それで問題が解決するとも考えていないと思います。そもそも社会は、あまり関心がないようにも思います….
芸能人が逮捕されたりすれば、待ってましたとメディアが取り上げてテレビで連日放送しますが、いつの間にか忘れられます。
そのテレビにコメンテーターとして、依存症に詳しい人やダルクの人が出演するのを見たことがありますが、違法薬物に依存すると「自分の意志ではやめられなくなる!」とは言うものの、薬物依存症は刑事罰では解決しない!
厳罰より治療に繋げるような社会が必要だ!
そんなコメントは聞いたことがありません。
薬物依存症について啓発活動をしている精神科の松本俊彦医師が、依存症の番組で薬物依存症というものをわかりやすくお話しされていました。今の状況を変えるには社会が変わらないといけない、そのように言われてたと思います。
モモが共感する考え方の一つです。
世界的には、厳罰から治療へとシフトチェンジしている国が増えています。ポルトガルではすべての薬物が合法(非刑罰可)です。それによって薬物使用者が増えてるかというと、一時的には増えたものの、それ以後は減少傾向にあるとのことです。ハームリダクション政策も成果があり、エイズやOD(オーバードーズ)での罹患率や死亡者もかなり減り、薬物依存症者やその家族などへのスティグマが緩和されているようです。
誤解ないように付け加えますが、ポルトガルも所持する量によっては刑罰があります。覚醒剤は1gでライン引きされているようですが、1g以下の個人使用でも、逮捕はされないけど国の行政機関に出頭する義務があるようですよ。
覚醒剤を使用する人は、自身の腕に針を打ち込み💉毒性のある物資が混ざった薬物を注射します。被害者はいません。いるとすれば使用者本人です。自傷行為みたいなものです。
それなのになんで刑務所に入れられるの?
法律に違反したから?
だったらその法律がおかしいんじゃないの?
ポルトガルの刑務所の所長さんが、
「刑務所は、刑を受けていることを理解できる者が収容される所であり、それを理解できない場合には、治療を含め、必要な対応・ケアが行われる必要がある」と、言ったそうです。
日本では、薬物依存症に対して、昭和の時代から刷り込まれた歪められたイメージがあります。今だに、街中で包丁を持って振り回す凶悪犯のイメージがあるようですが、それはメディアが極端に作り出したイメージだと思います。
薬物依存症は病気です、病気ということは誰でも罹患する可能性があります。
病気なら、原因を解明して→予防して→治療して→回復しなければいけません。そして再発しないように気をつけないといけません。
この病気は、自分の「治す」という意志だけでは回復できない非常に厄介なものです。
薬物依存症本人も含めて、社会の理解があってこそ回復への道がひらける。
モモは、そう思っていますよ…。