薬物依存症からの回復を目指す

モモちゃの言いっぱなし

人間のしくみ

地球が誕生して約46億年と言われています。

そして生命が誕生して、約20万年前に人類が誕生したとのこと…。地球の46億年の歴史を1年間に置きかえると、人類が誕生したのは12月31日の午後11時37分になるそうです。ダーウィンの進化論が1859年、約165年前。そして遺伝子が確認されたのが1869年、最初はヌクレインと名付けられていたようで、今ではDNAと言われています。

なにが言いたいのか?

人類が誕生して長い年月が経過していますが、ここ最近になって人間がどんな生き物かわかってきたような気がします。サイエンスによって人間のしくみが少しずつ理解されてきてると思います。でも何でこんなに時間がかかったのか…それは宗教というものに惑わされてきたからだとモモは思います。

依存症という病気も、病気として認識されてきたのは最近のことだと思います。

アメリカのドラッグの歴史などを調べてみると、19世紀末から20世紀初頭、薬物依存は病気として医学的なアプローチをしていたようで、その後、司法でコントロールしようとし、今現在は再び病気として治療に繋げているようです。

覚醒剤メタンフェタミン)が合成されたのが1893年。その前段階の麻黄からのエフェドリンの分離は1885年。ダーウィンの進化論発表からそんなに時間は経っていない。

大麻はその歴史は古く紀元前からあるものです。日本では古くから農家で栽培されていたそうですが、大麻が禁止になったのは戦後で、占領時GHQの命令で一部を除いて違法薬物に指定されたようです。

 

人間のしくみがようやくわかってきはじめた今、今まで作られてきた決まり事は見直したり新たな事実を認めて更新されていくべきだと思います。

ハームリダクション、非犯罪化、合法化、ドラッグコートは、人間が薬物と向き合って依存症者とそのまわりの人たちの理解により選択されてきた対策だと思います。

国が主導して行われているところもありますが、日本では民間が依存症者をフォローしていて、国は今だに厳罰で対応することしか考えてない、できていないのが現実です。

 

依存症について今理解されていることを世界的に共有して、今こそ人間らしい対策が必要だと思います。