薬物依存症からの回復を目指す

モモちゃの言いっぱなし!

NAミーティング行ってみた

X(Twitter)の書き込みを見てると、依存症に罹患してる人たちは頑張ってるんだなぁ…と思う。頑張るって言い方は違うかもしれないけど、コツコツ、一日一日前向きに生きようとしているのを感じる。たとえスリップしたてしても、また一からスタートする人もいて、吐露した文章を読んでいるとモモもそうだけど、あまり気負わずに生きてほしいと思う…。(生意気に思えるかもしれないけど、モモが自分自身に言ってる言葉でもあるので気にしないでネ)

モモも何とか再使用しないでいられてる。

でも、スリップすることにもやめ続けてることにも気負う気持ちはない。決心も決意もない。あるのは、薬物なんてやめられるものじゃない、っていう、まったく本当の事実を知ってるだけ。事実とは病気だってこと。病気になったら治さないといけない。

治す責任は感じてる。

ただ、依存症は単なる一つの病気であって世の中はもっと酷いことで溢れているのを最近身に染みて感じてる。今はその渦中にいる訳じゃないけど、いつ巻き込まれてもおかしくないと思う…モモだけじゃないけど、、ね。

でも渦中に入らないといけないとも思う。

(前置き長すぎたぁ〜😆)

最近、NAミーティングに初めて参加してみました。Narcotics Anonymous(ナルコティクスアノニマス)通称NA。NAは薬物依存症問題を抱えた仲間同士がその問題を解決したいと願う自助グループ。NAの詳細はこのブログを見てくれてる人は知ってる人がほとんどだと思いますが知らない人は調べてみてね。

最初、依存症クライアントを持つ家族に向けたNAに参加する予定だったのですが、病院でいただいた家族NAの案内が書かれたパンフレットの連絡先に連絡をしてもなかなか繋がらない…。

調べていたらモモの在住する地域にもNAがあり、オープンスタイル(誰でも)だったので家族と一緒に参加しました。

🤝

区の福祉施設の一室に会場があり、開始時間の少し前に到着したら、既に人が一人いらっしゃいました。事情を話して初めてなのを伝えるとシェイクハンドで歓迎してくれました。長机を四角形に据えた一角に家族と並んで座りお話しをしていると、一人、また一人と人が部屋に入って来ました。10人くらいの人が集まり開始時間から少し遅れてスタート。代表的な立場のMさんの司会進行でNAミーティングが始まりました。

 

プログラムミーティングは刑務所でも法務省でも経験しましたが、それと比べて同じところもあるし違うところもありました。どこもシラフの人間がミーティングの進行を務めますが、ここは基本的にすべての進行を依存症クライアントが務めます。この時はモモの家族が同席していましたが、特にみんな意識せずにお話ししていたと感じました。最初は男性だけでしたが、途中遅れて女性の参加もありました。

一時間半のミーティングで、集まったのは覚醒剤と市販薬の依存症クライアント。小さな冊子の読み合わせと、この日のテーマ「何故、私たちはここにいるのか?」に沿っての一人一人が言いっぱなしのスタイルでした。

刑務官がいたり法務省の人間がいないのもあってか、しがらみのない素直な気持ちを右往左往しながら話してる人たちを見ていて、この繋がりは依存症回復のための錨だと感じました。

このNAに長く繋がっているというDさんは、支援施設で生活しながら病院にも繋がって、他のNAにも繋がり、5つの繋がりが自分の再使用を止める錨になっていると話されていました。Dさんは繋がりはたくさんあった方がいい、もしこのNAがなくなって繋がりが4つになってしまうと不安になってしまうと言われていました。

ミーティングがスタートしてそのDさんが二人目の語り手だったのですが、モモは時間切れだったので司会のMさんが最後に話す機会をくれました。残りの方たちの話は聞けなかったけど今後また来るかもしれない、来たい気持ちがあることを伝えて帰りました。

帰り際にNAに参加したらいただけるらしいNAのキーホルダーをいただきました。

 

総括すると、行って良かったです。自己紹介のみで自分の話しや棚卸しと言われる話しはしなかったですが、また行くことがあるだろうし行けば自分の素直な気持ちを吐露できる環境だと感じました。依存症に罹患すると歓迎される環境や繋がりはなかなかないよね。

一人で不安の中で、やめ続けてる人は一度行ってみたらいいと思います。オープンスタイルなら家族と一緒に行けるしLGBTの人たちのためのNAもあるようです。

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長々と読んでくれてありがとう🥹