薬物依存症からの回復を目指す

モモちゃの言いっぱなし!

依存症の食事療法⁈

薬物依存を犯罪として見てる人や、依存症を

病気として自覚してないクライアントさんには

ピンとこないことかもしれませんが、依存症が病気だと理解している人には一考の余地があることだと思います。

「薬物依存症から回復するための食事療法」

そんなものある訳ないよ!って、思ってたけどネットで調べてみたらたくさん出てきました。

以前記事にも少し書きましたが、食生活は人間にとって大切な事の一つですよね。

一日に何回食べるとかどれだけ食べるかは別にして、どんなものを食べているかはとても重要なことです。

依存症がどうこう言う以前に、口から入るものが健康を左右するのは誰でも知ってますが、薬物依存症の回復にも食事療法が有効というのはあまり知られていないことだと思います。プログラムでもNAでも病院に行っても、特に食生活が話題になったことはありませんでした。

 

若い頃から辛党なモモでしたが、薬物を使用するようになって家族が驚くほどのの甘党になりました。薬物にハマってた頃、普段一人で食事をする時は、薬が身体に入っている時も抜け始めた時も、だいたいうどんや蕎麦などの麺類に、必ずコーラを飲んでました。間食もあまりすることもなかったのに、毎日チョコレートやシュークリームなどを食べるようにもなりました。

家族と食べる夕食は栄養バランスを考えて作って食べてましたが、自分だけはご飯にコーラを飲むこともありました。

最近YouTubeやネットを見て知ったのですが、砂糖(糖質)も快楽報酬系を活性化させる依存物質らしいですね。知らなかった…です。

その依存度は覚醒剤よりも強いそうで、糖質はドーパミンを活性化させるようです。それを知って、なるほどって合点がいきました。

覚醒剤を使用しながら、甘いものも摂食することで常に快楽報酬系を活性化させてたんだね。

砂糖、糖質のことを掘り下げるとまた長くなるので別な記事で書きたいと思いますが、砂糖はマイルドドラッグとも言われていて、依存症になり離脱症状もあるとのことです。

ただ、一定期間砂糖を摂取しないでいると、砂糖への渇望はなくなるようです。そこは覚醒剤とは違いますよね。

 

ろくでもない物を食べていると、ろくな事しか考えつかない…。食べるものによって鬱病になりやすくなることを知ってる人はまだ少ないようですが、心療内科に行ってお薬の処方箋はもらっても、食生活の改善の話しを聞くことはあまりないので当たり前だよね。人間のメンタルに作用するセロトニンは食事によって増やすことができ、逆に少ないと鬱になりやすい傾向があるようですが、たしかにお腹の調子悪いと精神的にも調子悪くなるよね。人間は腸内細菌と共生している。これも最近わかってきた人間のしくみの一つだと思います。

 

「薬物依存症に食事療法は有効である」

研究の概要には特定の食材名は書かれていませんでしたが、食物繊維が重要で長期的な食の改善が必要と書かれていました。。

食事療法がメンタルヘルスに影響を与えるのは科学的にもわかっていて、実際に覚醒剤依存症クライアントが食生活を改善することと、自助グループとの繋がりの中で回復への有効性を報告しているとのこと。

研究や考察はまだまだ続いているようですが、モモも勉強したいと思う。

 

食生活を変えることで体調が良くなるのはモモも実感しています。ネットやメディアにはさまざまな情報が溢れていますが、何でもかんでも真に受けちゃダメ。集めた情報の中から信頼できるものを試して、効果を感じて無理せずに続けられるものを実践してます。

最初にやったのは朝食をパン食から米と味噌汁に変えたこと。20年以上パンとコーヒーだったのをご飯に変えました。最近は玄米と白米を交互に炊いて食べてます。

そしたら、子供の頃から緩かったお腹が一日に一回、同じ時間で済むようになった。

これは、モモには結構すごい事です。

毎食後、頻繁にトイレに行くような体質で、いつも家族や友人に、超特急とか言われてたからね。あと、なによりも家族の体調も良くなった😀。その事は自分の体調管理以上にやり甲斐を感じれることでした。

 

食生活は身体と心(脳)に影響する。

何故なら人間の身体も脳も食べ物から作られているから。当たり前のことだけど、それを蔑ろにすることで病気になりやすくなってしまう。

これは一緒に食事をする家族にも良いことだし、一人でも出来る事です。

依存症のクライアントは、食生活も見直してみてもいいかも…しれんョ☆彡