薬物依存症からの回復を目指す

モモちゃの言いっぱなし!

モモの余計なお世話

今、通院している依存症専門病院を最初に受診した時、問診と血液検査がありました。血液検査は性感染症の有無を調べるものです。

結果はすべて陰性。良かったぁ…。

実はモモ、昔C型肝炎に罹患したことがあります。薬物を使用し始めて◯年くらいの事です。

 

年に一度の定期健診を自宅近くの病院で受け、結果を確認しに行ったら肝臓の数値が悪かった…。その時は体調もあまり良くなく毎日倦怠感を感じていたのですが、薬物を抜いてる時間がやり始めた時期より短くなっていたので、そのせいかもと思っていました。お酒も滅多に飲まないし…。

病院では、たぶん非アルコール性脂肪肝炎だろうと言われ、様子を見ましょうとの事。

様子を見る…⁈

とりあえず血液検査の結果書類が簡易なものだったので本稿を求めたら見当たらない…。

どした?どした?どおした?

探して後で連絡しますと言われたけど、連絡来たのは一週間後でした。とんでもはっぷんな病院ですが、その一週間の間に別な病院に行きC型肝炎に罹患しているのがわかりました。

 

薬物を始めた頃、最初に教えてくれた方に注射器の回し打ちだけは絶対にしないように言われモモは十分に気をつけていました。普通に考えればエイズ感染症のリスクがあるので誰もそんな事はしないはずなんだけど…薬が身体に入ってしまうとそれが蔑ろになってしまうのもわかる。薬物依存症クライアントは薬が一番強く効く方法で摂取したいから静注以外の選択肢がなくて使い回しちゃうこともあるんだよね。

別な話しですが、中には積極的に感染症になりたい人もいるのを掲示板で見たことがある…。

 

モモの場合他にも注射器がない時に、100均でメイクに使用するシリンジを加工して自作注射器を使ったことがあります。ネットで調べて作ってみたけど、打つ時の痛みには耐えられたものの両足首と両腕は血だらけになって液は大漏れ…散々でした。今も微かに痕が残ってます。絶対に真似しないようにね!

 

C型肝炎に罹患した当時は心当たりがなかった。その頃は回し打ちはしてないし、感染するようなセックスもモモはしないから原因がわからなかったです…。病気を特定してくれた病院に一週間くらい入院してインターフェロン注射と飲み薬。その後、飲み薬を続けながら定期的に血液検査を二年くらい繰り返して一応ウイルスがいなくなりました。一応完治。

もう10年以上前のことだけど、再使用やスリップはしてたので血液検査の結果が気になってましたが、陰性なのはよかったです。

ハームリダクションを導入している国では新品の注射器が薬物依存症クライアントに配布されているんですよね。これは回し打ちによる感染症の予防になる。アルコール消毒しても、煮沸しても死なない菌やウイルスもいるらしいからね…。

 

薬物を使用している人の中には自分で作ったルールを守って使用している人や、なんでもありな人がいます。ルールを守る人の中には、それが薬物の効能ではないかと疑うくらい厳格にルールを守って融通がまったくきかない人もいたし、なんでもありな人はその言葉通りで、最低限逮捕されるリスクは避けていたようだけど、見ていて心配してしまうような人もいた。

 

薬物使用を続けている依存症クライアントさん、やらないでいられてるけどスリップする可能性があるクライアントさん、モモもそうだけど、日本にはハームリダクションという制度はまだないので自分で気をつけるしかないです。

やるやらないの選択は自らできることが時にはあっても、注射器の回し打ちによる感染症の罹患は、状況によっては自分の意志は当てにならない…。そういう行為をする際には、それなりの準備をしましょう。

「お酒を飲む時は車は運転しない」

二次的被害は自分の意志で防げる場合があります。

 

なんか、遠回しの言い方になってしまいましたが、わかるよね⁈

モモが感染症に罹患しなかったのは運が良かっただけ。

死なないために薬物を使用している人もいるはず。

ならば、最低限の感染症対策はしといたほうがいい。

「そんなん、知ってらぁ〜」

「よけいなお世話だぁ〜」

 

余計なお世話話しをしてみました☺️