薬物依存症からの回復を目指す

モモちゃの言いっぱなし!

依存症外来

今年の春から薬物依存症外来に通院するようになって半年が経ちました。

同時期にNAにも行くようになりましたが、こちらは行ける時に行く感じ。

病院への二週間に一度の通院は、今のモモには丁度いいペースです。

途中、体調不良で一度はお休みしたものの予約日には必ず通院しています。

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お盆明けに一時危ない時期があり、主治医から週一にしてはどうかの提案がありました。その時は問題ないように答えていたのですが、断ちきれない縁と薬物への渇望を話すことが必要だと感じ、年内週一のペースの診療でお願いすることにしました。

それが抑止に繋がるという事ではないとは思いつつも、何かしら行動を変えていく必要があると感じたからだと思います。

薬物をスリップする時は何をもってしても防ぐことは困難だとモモは感じているので、スリップしないような状態に常に自分を置いておく行動が大事だと思っています。心理的な抑止はあまり当てにはならない、行動が大事だと思っています。

人間は考えて行動に移しますが、依存症は行動が先にありきで、結果に伴って気持ちがついてくるもののようにモモは思います。

スマホガラホにしたのもその一つの行動です。

そんなことしなくてもやめ続けられている人もいるのですが、モモの場合はそれが必要でした。

頭で考えてたらスマホがなくなることで色々と不都合な事が思い浮かびます。LINEができないしスマホの決済もできなくなる...ゲームもできない。その考えが行動を抑止してしまいます。

とりあえずやってみよう!! 問題があればその時に対処すればいいじゃん!!

やってみたら最初は不安も感じてましたが、特に問題もなく生活はできています。断ちきれなかった縁もほとんど切れていますし、スリップしづらくなったと感じています。

病院に行くことも行動の一つでした。たとえスリップしてしまったとしても、それを話せる場所があり、そこから再スタートできるからこそ病院に行く意味がある。それもモモにとって抑止のための行動です。

大切なのは、スリップしたとしても罪悪感を持たない事。

嘘をつく必要がない事。病状を正確に報告できないと医師も正しい診断ができないですよね?!

そして、最も大切なのは繋がりを捨てない事。

主治医曰く「回復が成功している人はスリップしたとしても繋がり続けている人です」。

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モモは、薬物依存症は特に完成された治療法はないと思ってます。そういった考えの中で病院やNAに繋がっていれば、その病院やNAが自分に合うのか合わないのかという不安や疑問が湧くことも多々あります。今通院している依存症外来は三件目の病院になります。

最初の病院も二件目の病院も、モモ自身の薬物依存症に対する考え方が今とは違い、病気と自覚してない上に、最初は執行猶予見込みで、二件目は裁判後の実刑確定だったので通院するような気持ちも希薄で、何より医師の薬物依存症に対する思惑が分からなかったので不安感を持っていたと思います。

今通院している依存症外来は、モモが依存症を病気と自覚するようになってから読み始めた本の著者であった医師が診療されている病院なのでそこを受診しました。

モモが抱いていた違法薬物取締法への疑問。世間への刷り込み。依存症の本質。

そしてなによりも依存症は刑罰では治らないという考えを啓蒙的に表明されていた医師でした。そういう意味で、今の病院の主治医は信頼できる方です。

ただ、半年間の通院で感じたことは、依存症は医師が治せる病ではないということ。

医師にはサイエンスと医学、豊富な経験に基づいた知識と薬物に対する独自の考えがありますが、基本的に病気そのものを経験したことはないですよね。モモの主治医は講演等で自らニコチン依存症と表明していますが、同じようでやっぱり違うと思います。

半年間の通院で、モモのことを少しは理解できたかな...何せ患者さんの数が多いからね😅。

結果的には上記に書いたように自分の行動がすべてだと感じています。

わからないことは医師に相談し、必要なら処方箋を出してもらうこともあるでしょう。モモは、飲酒、薬物使用のリアルタイム測定や薬物依存症の治療薬開発の研究への参加を勧められたり、SMARPPやNAの参加を提案されました。その中でモモに出来るものを選び、NAミーティングに参加しています。NAはリアルなものからzoom形式、ダルクや依存症外来で行われていますが、どこも同じという感じではないようです。

NAにはまだ定期的には参加しておらず、モモは最近やっと発言ができたばかりです。まだ繋がったばかりの感覚なので、治療の一環として感じれるようになったら記事にしたいと思っています。

 

依存症外来は、その後、渇望を抑止せねばならないような状況があり精神的に落ち着くことができたのを実感したことで、二週間に一度のペースに戻しました。

 

不治の病とも言われる事がある依存症です。いつまで通院を続けるかはわからないけれど...。

モモは今のこの状況を維持し続けたいと思っていますぅ。