世界的には、違法薬物の使用は厳罰では解決できないことを踏まえて、合法化、非犯罪化などの政策を進めて薬物問題を今までとは違う取り組み方で進めようとしている。
そのような国では、薬物依存症者は犯罪者ではなくクライアント(患者)として理解され、治療に結びつけられる。
司法による刑事罰、社会的責任を負わなくてもいいかわりに、自身が罹患している薬物依存症という病気を回復させるための責任を負う。
それが、今アメリカで行われている「ドラッグコート」だ。
…正しいかな?
ドラッグコートって一言でいうと、たぶんこんなことだと思うよ。
そして、それを指揮指導しているのが裁判官。
担当裁判官の裁量で、治療期間や治療プログラムなども決定され、そこでは治療スタッフをはじめ、検察も弁護士も補助役に徹するようだ。
ただし、クライアント側にも治療を受けるか、それとも司法的な刑事罰を受けるか選択する権利があるようです…。治療するより刑務所に入ったほうがいいの…?アメリカのプリズンはヤバくなかった?
「ドラッグコート」って本、読んでみてね!
その政策がいいかどうかはまだわからないけど、進むべき方向はこれだと思える内容でした。
ドラッグ・コート : アメリカ刑事司法の再編
Nolan James L / 小沼 杏坪 / 妹尾 栄一
定価: ¥3000