薬物依存症からの回復を目指す

モモちゃの言いっぱなし!

パチンコ・スロット?!

先日、You Tubeギャンブル依存症の方の回復動画を見ました。

スリップしそうになった時の自分の状態や行動を細かくお話しされていて、どうやって回避できたかを詳しく話されていました。

モモも薬物の依存症になる前は、パチンコ・パチスロギャンブル依存症であったので、動画で話されていた場面や行動、その時の衝動が、過去の自分と照らし合わせて見ることができました。

当時はスリップという言葉も知らないし依存症という自覚もない。やらない、やめたい、やめなくてはという選択肢もなかったけど、えらいことになるまで、実害とギャンブルとを結びつけて考えないようにしていたところもあると思います。

依存症が巷で騒がれはじめた頃、モモの耳にも様々な噂が聞こえてきました。

パチンコ業界と政界のつながり、

パチンコで吸い上げられたお金は某国に流れている、

パチンコ業界は警察の天下り先になっている。

遠隔操作とバグ、そしてインチキ攻略法

これは流言飛語ではなくてすべて本当のことでしたが、依存症に罹患している人間にはそんなの関係ない、闇にまみれたパチンコ業界ならば、なおさら勝ち逃げして負けたお金を取り返してやるぞぉ〜!!

ギャンブルは男のロマンだ!  

飲む打つ買うは男の甲斐性(道楽)

運も才能のうちだ!

依存症を肯定しているような言葉を吐きもう末期的状態です。

もっともらしい確率論なんて関係ない、前日のデーターなんて関係ない。

ただそこに打てる台が空いていて打てればいい...何も考えず、ご飯も食わず、光と病みと騒音の中で朝から夜までパチンコ屋で過ごすことが多々ありました。

どの服を着る? 靴下は何色? 右足から入店するか左足か...、富士そばでなく吉そばで朝ごはんを食べるか...。なんの根拠もないジンクスにしがみついて依存症を悪化させていく。夢でGOランプが光、ハイビスカスが咲き乱れる。あの頃のモモは重症度一歩手前のギャンブル依存症だったと思います。ドーパミンが出まくることで脳が現実を考えることをしなかったんだよね。

あの頃、病み(闇)バイトなんてあったら、やらないとしても問い合わせとかしちゃったかもしれない...。

その後、ギャンブルから薬物に依存対象が移行していくのですが、スパッとやめれる訳ではありません。二度の逮捕で服役後、出所してからもギャンブルとの縁は切れませんでした。

ただ、滅多な事では負けなくなりました。その理由は、薬物を再使用する事で薬物の依存度がギャンブルを超えはじめ、パチスロをやったとしても薬が買えるお金ができたら即やめてしまう、引きずらない、さっさと席を立つ。パチンコも同様にそういう変化がありました。当時は等価だったので、一度当たって少し減ったとしてももう一度当たれば購入金額に届くので、サクッと交換して薬を買う。欲を出して突っ込む事がなくなったので、勝ちが続くようになったのだと思います。しかし、いつもで勝てる訳じゃない。まったく当たらない時もあるでしょ?そんな時の悔しさは半端ない...。

「あ〜ぁ、お薬買っとけばよかったぁ...」なんてね😅。

その時の無念さや無力感が脳のシナプスに作用したのか、僅かなお金があればパチンコなどに行かないで貯蓄するようになりました。新しく口座を開設して小銭をコツコツ貯める。一千円、二千円、五千円、一万円。一定の金額が貯まるまでは通帳に入れて手をつけない。手元にあると増やそうと思っちゃうでしょ?!

そうなってくると、今までわかっていてスルーしていたパチンコ業界の闇もシナプスに配置転換されたように脳に反映されてくる。パチンコパチスロがバカらしくなってくる。俗に言われているように、薬物に特化したシナプスが成長して太くなり、ギャンブルに特化してたシナプスが萎びたんてしょうね...。

依存症は回復した訳ではありませんが、パチンコスロット店に遊技のために行くことは二度とありませんでした。一応スパっとやめる事ができた訳です。

その後、薬物依存症が進行している中、買い物してパチンコ店のトイレで薬を身体に入れる事がよくありましたが、あれだけ依存して夢にも出ていた実機を見てももうまったく興味も湧かずスルーしていました。

今も、店前を通り過ぎても何を思う事なく、本当のトイレ利用のみで入ることはたまにありますが、入ってもやりたい気持ちは起こりません。

ちなみに、公営のギャンブルには最初から興味がなかったです。お馬さんは別にして、人間がやることに賭けるでしょ?!たぶんそちらの方にもっと深い闇を感じていたからかもしれませんね。

モモはギャンブルをやめることが出来たけど、やめる方法なんて思いつきません。モモの場合は薬物依存症という病気をもっと病ませることでギャンブルをやめることができた感じだし、依存症そのものは未だ回復途上...。ただ、依存行為から離れてみて見えてくるものがあったと思います。ギャンブラーだった時はバチンコスロット実機(機械)を擬人化していたと思うょ。実機を擬人化して愛したり憎んだりして、そこに夢や人生のドラマがあるように錯覚していたと思う。ただの機械なんだ、コンピューターで制御された血も涙もない機械だったんだ。

その背後に搾取する人間がいる。パチンコもパチスロもカジノも、すべて外国にお金が吸い上げられていく事になるんでしょ?

そんなバカらしくてやってられないでしょ!!

と、思えたら本当の勝ちだよ!!

youtu.be

これは最近見たというYouTube動画とは違うものですが、依存症に対する考え方としては

すごくいい動画だと思ったので掲載します!

ハヤトさんの1000日チャレンジより